豚肉輸入、9億円脱税容疑で社長ら逮捕 東京地検

2012/3/7付
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豚肉の輸入販売を巡り、安価で輸入した豚肉を国内で転売して得た計約24億円を隠し、所得税計約9億円を免れたとして、東京地検特捜部は7日、東京都港区の食品輸入会社社長、柴田謙司容疑者(61)と横浜市の豚肉輸入販売業、堂谷邦宏容疑者(68)を所得税法違反(脱税)容疑で逮捕した。

柴田容疑者らは税関に虚偽の申告をして輸入豚肉にかかる関税を免れた疑いもあり、税関当局が調査を始めている。特捜部は税関当局と連携して不正輸入行為についても調べるとみられる。

関係者によると、柴田容疑者は、自分が代表を務める実体のない会社の名義を堂谷容疑者に使わせ、北米から冷凍豚肉を輸入。その際、税関に価格を高く偽って申告して関税を低く抑え、国内で転売して得た利益を2人で分配したとされる。

柴田容疑者の逮捕容疑は2010年まで4年間に約12億1500万円の所得を隠し、所得税約4億7400万円を脱税した疑い。堂谷容疑者の逮捕容疑は同期間に約12億1900万円の所得を隠し、所得税約4億7800万円を脱税した疑い。

特捜部は豚肉輸入に使われた会社に実体がなく、利益は2人の個人所得に当たると判断した。

柴田容疑者は隠した資金を、自身が経営する東京・銀座の飲食店やクラブの運転資金に使うなどしたという。

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