スカイツリー商業施設「ソラマチ」、中小が相次ぎ新型店

2012/2/21 6:00
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5月に開業する東京スカイツリー(東京・墨田)の商業施設「東京ソラマチ」に首都圏の中小企業が新業態や都内初となる店舗を相次いで出す。人気が高いスカイツリーの来場者を呼び込むとともに、東京の新名所に店舗を出すことで企業や商品のPR効果も狙う。

商業施設「東京ソラマチ」はスカイツリーに隣接(完成予想図、(C)TOKYO-SKYTREETOWN)

ソラマチはスカイツリーとオフィスビルを含めた「東京スカイツリータウン」の低層階を中心に売り場を構成する。店舗面積は5万2000平方メートル。310店舗が出店することが決まっている。

精肉店運営のアドベントカンパニー(横浜市)は青果店「湘南・鎌倉野菜おおのや」の1号店を開く。店舗面積は約20平方メートル。鎌倉市で栽培されたほうれん草や、表皮が真っ白な「白ナス」など約60種類の野菜と漬物など加工品も売る。同社は「新たな業態を注目度が高い施設に出すことで鎌倉野菜の知名度を広め、2店目以降の出店につなげたい」と話す。

スカイツリーには周辺施設と合わせて、年間2500万人が訪れると予想されている。色とりどりの野菜のギフトセットなど、観光客を狙った商品も充実させる考えだ。

おこわ専門店「たごさく」の山和食品(埼玉県川口市)は新たに、鶏肉を使った食品を売る「鶏めし たごさく」を開業する。鶏めし2種類や鶏肉を使う総菜約5種類をグラム売りする。おにぎりや弁当も扱い、土産需要などに期待する。

地元ならではの商品を売り込むのは飲料メーカーの丸源飲料工業(東京・墨田)。初の飲食店となる「吾嬬町(あずまちょう)カフェ」を出店する。同社が製造する地サイダー「トーキョーサイダー」は1947年の開発。約20年、販売を中断した後、2011年6月に再発売した商品だ。

墨田区内だけで販売、これまでに約10万本が売れた。同社は「地元の名物としてソラマチでは年間30万本を目指したい」と意気込む。サイダーを使うハイボールやチューハイ、軽食も提供する。

初の県外進出先にソラマチを選んだ企業もある。栃木県で土産物店を運営する庫や(くらや、栃木県那須塩原市)は、チーズケーキやバウムクーヘンなどを売る「チーズガーデンTOKYO」をオープンする。100席のカフェも併設する大型店で、同社は「スカイツリーを訪れる人に自社商品を広め、栃木まで足を運んでもらいたい」と相乗効果を狙っている。

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