2019年2月22日(金)

メタンハイドレート海底掘削開始 愛知・渥美半島沖
JOGMEC、海面下1260メートルに井戸

2012/2/15付
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独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は15日、愛知県渥美半島沖で、次世代エネルギー資源と期待される「メタンハイドレート」の海洋産出試験に向けた海底掘削を始めた。

愛知県渥美半島沖で、メタンハイドレートの海底掘削を始めた地球深部探査船「ちきゅう」(15日)=共同

愛知県渥美半島沖で、メタンハイドレートの海底掘削を始めた地球深部探査船「ちきゅう」(15日)=共同

掘削作業は当初14日朝に始める予定だったが、悪天候や試験に使う機器の動作確認などに時間がかかり開始が1日遅れた。

掘削する海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」は、船中央部のやぐらから海底に向けて、先端にドリルをつけたパイプを下ろした。ドリルは海底面近くで、乗船員らがロボットを遠隔操作しながら掘削に最適な地点を探った。

計画では、水深約千メートルの海底を約260メートル以上掘る。メタンハイドレートの産出用と、試験に伴う温度変化などを調べる観測用の計4本の井戸を10~20メートル間隔で設ける。1本当たりの作業期間は約10日を見込んでいる。

JOGMECの職員ら約100~150人が交代で24時間作業に当たり、3月下旬まで続ける予定だ。

メタンハイドレートを含む地層は海面から約1260メートル下に存在するとみられる。来年1~3月に世界初となる海洋産出試験を実施。安定的に取り出すことに成功すれば、2018年度の商業化を目指す。

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