朝の日本橋 異業種交流 三井不、地域活性化へ新組織

2012/1/28付
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三井不動産などは再開発を進めている日本橋地区で異業種交流組織を立ち上げた。朝の始業前の時間を活用して、企業経営者の講演会などを開く。同地区のオフィスに勤務する人たちを中心に、新たな交流の場を提供する。都内では六本木などでも同様の交流会があり、多くの参加者を集めている。老舗や百貨店、金融など多様な企業が集積する日本橋の新たな魅力発信にもつなげたい考えだ。

交流会の名称は「アサゲ・ニホンバシ」。日本橋三井タワーを会場に月1回のペースで開く。開催時間は午前7時45分から1時間程度。1回500円の会費を払えば誰でも参加できる。

三井不動産を中心とする地元企業の若手社員30人らで構成する実行委員会が講演内容など具体的なメニューなどを作る。基本的には毎回2人の講師を迎える予定。1人は100年以上続く地元の老舗企業の代表者とし、もう1人は新鋭のクリエーターなどを想定する。会費とは別料金で、地元老舗の軽食を「朝げ」として提供する。

1月に開いた第1回の交流会には、にんべんの高津克幸社長と日本橋などの魅力を広く伝えている建築家の馬場正尊氏が講演。20~30代の会社員を中心に約130人が参加し、出身企業は約25社に達した。第2回は3月9日に予定している。

日本橋地区には老舗からベンチャーまで幅広い規模、業種の企業が立地する。三井不動産は新たな再開発計画を進めていることもあり、「交流会で出会った会社員らが自主的な交流の場を広げるなど地域全体の活性化につなげてほしい」(実行委員会)としている。

都市開発を手掛ける企業が地域の交流の場を設ける事例が増えている。三菱地所は金融機関が集積する「大手町フィナンシャルシティ」の9月完成に合わせて、金融関連の会社員同士が交流する組織を立ち上げる方針。丸の内地区で運営している異業種交流グループに続く組織で、企業の枠を超えてセミナーやフォーラムなどを開く。

六本木ヒルズを運営する森ビルは昨年から月に1回の朝のトークイベント「ヒルズブレックファースト」を開いている。毎回5~7人のゲストが講演。300人以上が参加することもあり、「夕方以降の交流につながる例も増えている」(森ビル)という。

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