光で着脱のゲル、接着剤に応用も 阪大が開発

2012/1/4付
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大阪大の原田明教授らは、当てる光の種類によってくっついたり離れたりするゼリー状物質(ゲル)を開発した。水中で反応するため、用途として水にぬれても剥がれにくいばんそうこうや高機能接着剤などが想定されるという。今後、原理を詳しく解析して実用化を目指す。

研究成果は3日付の英科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ(電子版)」に掲載された。

原田教授らは、主成分が異なる2種類のゲルを作製、一辺が3ミリメートルくらいの立方体に切り刻んで水中に放り込み、反応しやすいように振動を加えた。

数分すると2つのゲルはくっついた。その後、紫外線を数分間照射して振動させると、今度はばらばらに離れた。可視光を当てると再びくっついた。

ゲルを構成する分子が光によって形が変わり、2つのゲルの間に働く結合力に変化が起きたためという。

開発したゲルの見た目は透明で、水があっても反応は安定している。紫外線か可視光を当てれば着脱を制御可能。手術時に臓器を固定するための医療用途や水中でも機能する接着剤といった新たな使い道が期待できるとみている。

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