幸福度トップ福井、東京38位 最下位大阪
法政大試算

2011/12/25 20:16
保存
共有
印刷
その他

国民総幸福度(GNH)で知られるブータンの国王夫妻が来日した11月。東京都内での歓迎式典に招かれた福井県の西川一誠知事は国王に「福井県は都道府県の幸福度で日本一です」と胸を張った。

西川・福井県知事(左)はブータン国王に「幸福度日本一」を伝えた(11月、都内)=福井県提供

西川・福井県知事(左)はブータン国王に「幸福度日本一」を伝えた(11月、都内)=福井県提供

福井県がトップになったのは、法政大が40の指標から算出した都道府県の幸福度ランキング。かつて政府が暮らしやすさの都道府県ランキングとして「新国民生活指標」を公表したものの、下位の埼玉県などが反発して中断したことがあり、今回のランキングも各地で波紋を広げた。

最下位の大阪府では、11月の府知事選と大阪市長選で大阪市長になった橋下徹氏が論争材料に提示。35位の鹿児島県では「佐賀、熊本が5位なのに豊かな自然と歴史のある鹿児島がなぜ低いのか」と県議会で伊藤祐一郎知事が追及された。

46位の高知県では、土佐経済同友会が「県民の実感に合わない。高知らしい幸福度が必要だ」と尾崎正直知事に総合指標作りを提言。高知らしい幸福の指標として「家族・仲間と飲む回数や酒量」「地域行事への参加率」などを挙げた。

経済同友会は各地で幸福度を研究しており、京都経済同友会は観光地らしく「京都に住む人と京都を訪れる人が幸福になれる」ための指標を検討中。経済的豊かさを示す成長性、精神的な安らぎの安定性など3分野で指標化を目指す。

指標次第で順位は変わるため、都道府県ランキングには異論もある。作成した法政大大学院の坂本光司教授は「順位付けが目的ではない。40の幸せの物差しのうち、どこが進み、何が足りないのか、地域で考えてほしい」と話している。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]