放射線防護型のロボットスーツ開発 筑波大発ベンチャー

2011/11/8付
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筑波大発ベンチャー企業のサイバーダイン(茨城県つくば市)は7日、放射線の被曝(ひばく)を減らす重い防護服を身に着けても楽に作業できる電動補助装置「ロボットスーツHAL」を開発したと発表した。東京電力福島第1原子力発電所の事故をきっかけに考案した。

開発した装置は、歩行など下肢の動きを補助する医療・福祉用ロボットスーツを災害対策用に改造。肩の上まで伸びたフレームが防護服を支え、足の動きに合わせて装置の関節が曲がるため、最大60キログラムの防護服を着ても重さを感じない。放射線被曝をほぼ半減できるという。

放射線を遮るタングステン製の防護服は非常に重く、これまでは長時間の作業は難しかった。

新装置に重い荷物を持ち上げる作業を補助する機能はないが、機器の設置や確認などの作業を防護服を着たままで進めやすくなる。バッテリーを搭載しており、1時間30分程度は動かせる。

同社社長の山海嘉之・筑波大教授は「原発事故現場で活用してもらえれば」と期待している。

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