2019年1月23日(水)

首都高、用賀で高速バスから鉄道に乗り換え可能に

2011/10/6付
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首都高速道路会社は13日、名古屋・静岡方面から東京都心に向かう高速バスの乗客が、渋滞時に世田谷区内で鉄道に乗り換えることができるサービスを始める。用賀パーキングエリア(PA)に降車専用のバス停を設置し、東急電鉄の用賀駅から田園都市線に乗り継げるようにする。渋谷駅までの鉄道運賃を割り引く。

用賀PAに降車専用のバス停留所を設置する

ジェイアールバス関東や小田急箱根高速バスなどバス会社12社、東急電鉄と連携する。名古屋・静岡方面から東名高速を通り、東京駅や新宿駅までを結ぶ18路線で実施する。便数は平日が計126便、土日祝日は計137便。小田急箱根高速バスによると1日30~40便運行するうち、多い日で10便程度が30分前後遅れるという。バス会社は今回のサービスで定時性が確保できるため、利用者の増加が見込める。

首都高が渋滞している場合、用賀PAの手前でバスの乗務員が乗客に渋滞状況を知らせる。鉄道への乗り継ぎを希望する乗客は降車ボタンを押し、用賀PAでの降車時にバス乗務員が用賀駅から渋谷駅までの乗車券を販売する。

用賀―渋谷間の鉄道運賃は通常の190円を100円にする。割引分はバス会社と東急が負担する。高速バスの料金は用賀PAで降りた場合も目的地まで行く場合と変わらない。

バス停は用賀PA内に設置。利用者は階段を使ってPAを出た後、用賀駅までの約300メートルを徒歩で約5分かけて移動する。用賀駅から渋谷駅までの移動時間を含めてもバス停から20分以内で都心に着くという。用賀PAから霞が関料金所までは通常15分だが、渋滞が激しい場合は1時間程度かかることもあり、混雑状況によっては乗り継いだ方が大幅な時間短縮になる。

首都高会社は昨年5月21日から今年3月まで同サービスの実証実験を実施し、約1万6000人が利用した。利用者へのアンケート結果によると、約8割が同サービスにより高速バスの利用機会が増えると回答。多くの利用者を見込めると判断し、本格実施を始めることにした。

首都高会社は同様のサービスを八潮PA(埼玉県八潮市)で09年4月に開始している。茨城方面からの高速バス利用者は渋滞時、同PAでつくばエクスプレス(TX)に乗り換えて都心へ向かう。1日平均140人が利用している。

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