2019年1月19日(土)

鉄鋼ビルディング、東京駅前に高級賃貸住宅 外国人に照準

2011/6/29付
保存
共有
印刷
その他

鉄鋼ビルディング(東京・千代田)がJR東京駅前に保有する自社ビルを建て替える再開発計画の全容が明らかになった。中長期滞在者用の高級賃貸住宅「サービスアパートメント」を約120室設け、羽田・成田両空港行きのバスが発着する24時間営業のバスターミナルも開設する。来秋着工し、2015年春の完成を目指す。

場所は千代田区丸の内1丁目でJR東京駅八重洲北口のそば。既存の第一鉄鋼ビルディングと第二鉄鋼ビルディングを取り壊して再開発する。

新ビルは大小2棟。北側棟は地上25階建てでオフィスが入る。南側棟は13階建て程度でサービスアパートメントやバスターミナルで構成する。延べ床面積は約11万4000平方メートル。両棟は低層部でつながる。

建設費は未定だが、再開発の規模からみて400億~500億円前後とみられる。

サービスアパートメント120室の延べ床面積は約1万平方メートル。各部屋には台所や食器、家具などを完備し、高級ホテルに暮らす感覚で中長期の滞在ができる。1日からの利用も可能。複数の外国語に対応できる相談窓口も設ける予定だ。仕事で来日した外国人ビジネスマンや観光客らの利用を見込む。

運営会社は未定だが、ノウハウを持つ欧州、アジアなどの外資系企業や日本企業の数社と交渉を進めている。

東日本大震災後に訪日外国人は激減したが、羽田空港の国際化により中長期には増加傾向をたどるとみられる。一方、東京駅周辺のサービスアパートメントの数はまだ少ない。交通など利便性の高い立地から潜在需要は大きいとみている。

バスターミナルは1000平方メートル規模。羽田・成田両空港行きの直通バスの発着場と待合所を設ける。24時間営業で、羽田空港を経由して深夜や早朝に到着した外国人を受け入れる。

航空機の運航状況を知らせる電光表示板や外貨両替所、カフェなども設ける。羽田空港側と連携して運営する考え。

現在のバス乗り場は近くの道路沿いにあるが、小さな屋根がある程度で場所も分かりづらい。訪日客の増加に伴うバス増便もにらみ、玄関機能を強化する。

ビルにはこのほか、国際電話会議が可能な貸会議室やインターネットコーナーのほか、シャワー室やラウンジ、フィットネス施設なども設ける。24時間にわたり様々なビジネス需要に応える。

計画は7月に開かれる東京都都市計画審議会での審議と決定を経て動き出す見通しだ。

日経電子版が2月末まで無料!いつでもキャンセルOK!
お申し込みは1/31まで

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報