募金詐欺容疑、2件2人逮捕 警視庁

2011/3/19付
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東日本大震災への募金を装って、現金をだまし取るなどしたとして、警視庁は19日までに、詐欺事件と詐欺未遂事件2件を摘発し、容疑者2人を逮捕した。警察庁によると、大震災に関連した詐欺事件の摘発は初めて。

立川署は19日、街頭募金を装い通行人らから約1万2千円をだまし取ったとして、昭島市宮沢町2、無職、中村雄一容疑者(29)を詐欺容疑で逮捕。JR立川駅前の路上で募金箱を自転車の前かごに入れ、「被災者のために募金をお願いします」と呼びかけていた。

「声が小さく挙動が不審」と感じた通行人の20代男性が中村容疑者を追跡。募金でジュースを買うのを目撃したため、同署員に引き渡した。

また捜査2課は19日までに、埼玉県久喜市青葉1、広告代理業、古屋正樹容疑者(53)を詐欺未遂の疑いで逮捕した。フジサンケイグループ関係者を装って東京都新宿区の無職女性(91)に電話し「寄付金を集めている。いくらでもいいので私の口座に振り込んで」と説明したが、女性の長女(50)が不審に思い、電話を切ったという。

古屋容疑者は架空の肩書の名刺やゴム印、請求書も作製。「生活費のためにやった。ほかに数件電話した」と供述しており、同課が調べている。

同庁によると、ほかにも「地震で携帯が壊れ、番号が変わった」と説明する振り込め詐欺の手口や実在する財団法人名義で募金を呼びかけるファクスが送られるなど、震災に便乗した詐欺行為の通報が相次いでいるといい、「善意につけ込む悪質な詐欺にだまされないで」と呼びかけている。

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