2019年1月23日(水)

銀座―晴海に路面電車を検討、中央区が周辺道路を調査へ

2011/2/5付
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東京都中央区は4日、銀座地区と晴海地区を結ぶ次世代型路面電車(LRT)の導入を検討する調査費1500万円を盛り込んだ2011年度予算案を発表した。晴海地区周辺は都心部へのアクセスが悪いうえ、人口増加で地下鉄の混雑状況も続く。地元住民からの要望が多く、環境に優しい公共交通手段であるLRT導入を目指す。

中央区が想定するのは銀座から築地、勝どき、晴海を結ぶルート。レーンを敷くため、晴海通りなど幅の広い道路を念頭に調査を始める。

晴海には01年にオフィスやマンションが集まる「晴海トリトンスクエア」が完成。晴海と勝どき地区の人口は現在計約2万6000人で、この10年で2倍近くになった。

人口増加に伴い、勝どきにある都営地下鉄の勝どき駅の利用者数も急増している。09年度の1日平均乗降者数は約8万3000人と、01年度比で3割以上増加。混雑解消のため都はホーム増設など大規模改修に乗り出す計画だ。

自転車を利用する人も多いようで、都心部での放置自転車も目立つ。都による09年度の調査では銀座駅で約110台、東銀座駅で約310台の放置自転車があった。

交通環境の改善と同時に、LRT導入で環境対策にもつなげる。一度に多くの人を運ぶことができるので自動車の数が減り、電気で運行して大気汚染の防止効果も狙えるという。

区はルートとして晴海通りに加え、15年度に晴海―東新橋区間が完成予定の都道環状2号線も視野に入れる。2号線は同区間が最後の事業区間。開通すれば一帯の交通状況も緩和され、レールの幅をとるLRTも通しやすくなる。

区は2号線の開通時を目標にまず実験的に専用車線をつくってバスを運行させ、その後にLRTの導入を目指す。都との調整はまだだが「中央区から声かけがあれば、技術的な面も含めて支援をしていきたい」(東京都)という。完成までには「順調にいっても10年以上はかかる」(同区)といい、今後、関係機関との協議を進める。

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