/

琴電の活性化案、人口増加地域に新駅 県などが再生支援

香川県や県内市町などで構成する「ことでん活性化協議会」(会長・土井健司香川大学教授)は、高松琴平電気鉄道(琴電、高松市)の3路線の利用促進に向けた計画案をまとめた。新駅の整備やパーク&ライドの推進、利用客の要望が多い昼間時間帯の運行頻度の向上などが柱。沿線自治体は本格的な高齢化社会を迎え、地域の足としての役割が期待される琴電の再生を支援する。

協議会は香川県や高松市、丸亀市などの沿線3市4町、学識経験者、琴電などで昨年春に組織。琴電を中心とした公共交通の強化や駅を中心とした街づくりを議論している。琴電の利用者や沿線住民、観光・商業施設の利用者などにアンケート調査を実施し、今回の計画案をまとめた。

新駅の候補地として、沿線人口が増えている琴平線の三条―太田間や、長尾線の花園―林道間、イオン綾川ショッピングセンターなど大型商業施設が近年立地している琴平線の陶―滝宮間の3カ所に言及。新たな市街地の開発や大型店の進出など沿線地域の生活環境の変化を踏まえ、中長期で設置の可能性を検討していく。

自家用車などで駅まで乗り付けて鉄道を利用するパーク&ライドを推進するため、駅付近の駐車場や駅前広場の整備も盛り込んだ。駅から離れた地域の需要を取り込む。

また利用者からの要望が多い昼間や午後9時以降の時間帯の増便も、社会実験の実施を通じて進める。2013年度までに、琴平線の高松築港―滝宮間の昼間の運行を現在の1時間3便から4便に増やすほか、午後9時以降、各路線とも現在1時間2便の運行の増便を検討する。

このほか、琴電のICカード「IruCa(イルカ)」をバスなど他の公共交通機関への導入を進めて、乗り継ぎの改善を図るとともに、沿線住民や事業者に琴電の利用を訴えていく。

こうした取り組みを通じて、琴電3路線の年間利用者は、09年度比3.8%増の1300万人を確保していく計画。列車の増便などにかかる費用は、国から補助を受けたうえで、県や沿線自治体などが負担することになりそうだ。

初割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

セレクション

トレンドウオッチ

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

新着

ビジネス

暮らし

ゆとり

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン