2019年5月21日(火)

良い超党派と悪い超党派
けいざい解読

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2011/1/16付
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亀井善太郎氏と聞いて、顔が浮かぶ人はさほど多くないかもしれない。

自民党の前衆院議員。39歳。旧日本興業銀行の産業調査部を経てボストン・コンサルティング・グループに入り、病没した父善之氏(元農林水産相)の後を襲って2006年の衆院補選で当選した。2期目をめざした09年の衆院選は民主党候補に敗れた。

かつて自民、民主7議員は年金改革を膝詰めで議論し改革案を発表した(08年)

かつて自民、民主7議員は年金改革を膝詰めで議論し改革案を発表した(08年)

落選後、体調が万全でないことを理由に次の選挙に出ないと表明し、今は東京財団の研究員をしている。3年あまりの政治家生活だったが実績を残した。08年12月、与党だった自民党と野党民主党の有志7議員が共同で提言した年金改革案のとりまとめ役だ。

提言の柱は3つ。(1)1階の基礎年金消費税を中核の財源とし、月7万円の最低生活を保障(2)2階部分は個々人が積み立てる保険料の総額に比例した給付体系へ移行(3)低廉、確実な年金の運営体制の確立――。

消費税率は「3%強の引き上げ」と明記しつつ、高所得の受給者への課税強化やカナダが導入したような給付抑制策で、上げ幅を小さくする考えを示した。同時に「提言の内容は十分ではなく、詰めるべき点が多い」と、与野党協議を続ける必要性を説いている。

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