世界最大コメ輸入国のフィリピン、11年は3分の1に削減

2011/1/13付
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フィリピン政府は2011年のコメの輸入量を昨年の3分の1の水準となる70万トン規模にまで減らす方針だ。昨年、台風や天候不順の影響を想定して前倒しで輸入を急いだ結果、備蓄米が余剰気味となっている。世界最大のコメ輸入国である比が一転して輸入減に動けば、市場の需給緩和や国際価格の下落につながる可能性もある。

輸入減方針は、比食糧庁が示した。昨年は当時のアロヨ政権が食糧安全保障上必要とされる30日分の消費量を上回るコメ備蓄を推進。ベトナムやタイ、パキスタンから合計約220万トンを輸入した。

だが、台風などの被害が比較的少なかったことから、備蓄米は余剰気味となり、今月初めの備蓄量は41日分に達する。アキノ政権は国内のコメ生産能力も高め、天候不順などが生じても輸入量を最大100万トンにとどめたい意向だ。(マニラ=遠西俊洋)

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