告発サイトに米公電流出 機密と知る権利、どう両立
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米国の在外公館が送った公電約25万通を内部告発が専門のウェブサイト「ウィキリークス」が暴露し、世界を震撼(しんかん)させた。サウジアラビアによるイラン攻撃要請など戦争につながりかねない情報が多数含まれていたからだ。外交交渉には秘密がつきもの。国益に関わる国家機密と「知る権利」をどう両立させるのか。簡単には答えの出ない問題を提起した。(ワシントン支局長 大石格)
機密情報の漏洩で一番気まずい思いを...
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