奈良・新木山古墳発掘現場を公開 5世紀の前方後円墳

2010/11/12付
保存
共有
印刷
その他

宮内庁は12日、「三吉(みつよし)陵墓参考地」として管理している奈良県広陵町の新木山(にきやま)古墳の発掘現場を日本考古学協会など歴史学や考古学の15の学会の研究者ら約40人や、報道陣に公開した。

同古墳は古墳時代中期(5世紀)の前方後円墳で、全長約200メートル。同庁によると、墳丘斜面の葺(ふ)き石や円筒埴輪(はにわ)列(直径約30センチ)などの遺構を発見。珍しい襟付き短甲形埴輪のほか、家形や蓋(きぬがさ)形などの形象埴輪片が出土した。

今回の発掘調査は、墳丘南側にフェンスを設置する工事に先立って遺構の状況を調べるのが目的で、墳丘のふもとに12カ所の調査区を設定して10月15日から実施。同町教育委員会は同時に、一部の調査区に隣接する陵墓参考地外も発掘している。

同庁は1979年から陵墓や陵墓参考地を補修する際、発掘現場の見学を研究者らに許可。2008年からは研究者側の求めに応じる形で、陵墓に立ち入っての目視調査を認めている。

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]