2018年7月23日(月)

味の素スタジアム周辺施設、屋内・屋外4ゾーンに

2010/10/27付
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 東京都が計画している味の素スタジアム(東京都調布市)周辺のスポーツ施設の整備計画の概要が明らかになった。4つのゾーンに分け、2016年度までに1万人収容の室内競技場などを建設。200億円を超える総事業費を見込む。味スタも陸上競技ができるように改修する。地元の3市や企業と連携して収入確保策を探り、黒字化を目指す。

 整備するのは米軍調布基地の跡地で、味スタの西側にある6.6ヘクタール。現在は駐車場などに使われている。整備後は味スタと合わせると、都の施設としては駒沢オリンピック公園総合運動場に次ぐスポーツ拠点になる。

 4ゾーンは「屋外スポーツ」「屋内スポーツ」「武蔵野の森景観」「エントランス」。屋内スポーツゾーンには1万人収容の室内競技場(メーンアリーナ)を建設する。バレーボールの試合が4試合同時に開ける広さで、国際大会が開催できるようにする。柔道などの大会が開けるサブアリーナや、屋内型の50メートルプールも造る。

 屋外スポーツゾーンには収容人数800人の補助競技場を設置。1周400メートルの陸上レーンを8レーン備えるほか、天然芝でサッカーやラグビーにも使える。景観ゾーンには雑木林を設け、武蔵野の森の景色を保全する。エントランスゾーンはデッキを整備し、地下は駐車場にする。

 今年度中にまず補助競技場を着工し、13年に都が開く国民体育大会(国体)で利用する。他の施設は13年度に着工し、16年度完成の予定。

 これとは別に、11年度末までに味スタも改修する。ピッチに1周400メートルのトラック9本を設置。陸上の国際大会が開けるようにする。

 大型施設を造っても収入で維持費をまかなえないケースも多い。このため、都は施設の黒字化のため、調布、三鷹、府中の周辺3市、鉄道会社などと「経営戦略委員会」(仮称)を設立し、運営を協議する。スポーツ以外のイベントも誘致するため、メーンアリーナは音楽コンサートなどを想定し、電光掲示板や照明設備を設ける。命名権の売却も検討する。

 調布市は同地域周辺で09年度にはサッカー場を設置。味スタ東側の国有地についても買い取って、13年度以降に硬式野球場とテニスコートを造る計画。この地域のスポーツ拠点としての集積を高め、集客力を高める。

 都は同地区の整備計画を1995年に策定したが、97年に財政難から凍結。2013年の国体の開催などを受け、計画が実現することになった。

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