世界自然・野生生物映像祭、未公開作品を無料上映 9月
特定非営利活動法人(NPO法人)地球映像ネットワーク(NFN、太田八重子代表)は9月に東京で開く「世界自然・野生生物映像祭」で初公開する全作品を無料で上映する。東京で開く上映会を無料にするのは初めて。環境保護への関心が高まる中で「自然や動物の素晴らしさを多くの人に見てもらいたい」と期待している。
この映像祭はNFNが自然や野生生物を撮ったドキュメンタリー映画を世界各地から集め、1993年から富山県で隔年開催してきた。今回は日本での未公開作品10本に新たに日本語字幕を付けた作品を無料上映する。9月19、20日に東京・渋谷の東京ウィメンズプラザで公開する。
作品はゾウの生息地の森の減少や密猟者の問題を取り上げた「ボルネオの小さなゾウ」や、野生のシャチと人が海中で触れ合う様子を描いた「シャチの海へ」など。家ネコや野生化したネコのため絶滅の危機にさらされている動物を取り上げた「ネコのシークレットライフ」など問題提起型の作品もある。
連休中の上映であり、子どもから大人まで多くの来場を見込んでいる。