「ケロイド」リスク高める遺伝子特定 東大・理研グループ

2010/8/16 2:00
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けがや手術などで傷ついた皮膚が大きく盛り上がって痛みやかゆみを伴う「ケロイド」の発症のしやすさにかかわる遺伝子や遺伝領域計4つを、東京大医科学研究所の中村祐輔教授と理化学研究所のグループが発見し、15日付米科学誌ネイチャージェネティクス(電子版)に発表した。

中村教授は「ケロイドができやすい人を知る手掛かりになる。症状を抑える塗り薬の開発につなげたい」と話している。

グループは、日本人のケロイドの患者約820人と、一般の約3200人のゲノム(全遺伝情報)を比較。「FOXL2」など2つの遺伝子や、1番、3番染色体の特定領域に塩基配列のわずかな違いがあると、発症のリスクがそれぞれ1.5~2.0倍高くなることを突き止めた。

ケロイドは若い女性で症状が重く、女性ホルモンと関係があるのではないかと指摘されていた。FOXL2遺伝子は性ホルモンと関連することが知られており、今回の発見によりこの指摘が裏付けられる可能性があるという。〔共同〕

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