東京都、アジア周遊ツアー開拓 海外8都市と連携

2010/7/16 5:55
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東京都はバンコクやジャカルタ、ソウルなどアジアの8都市と連携し、アジアの複数の都市を周遊する旅行商品開発への支援を始める。旅行会社や航空会社と協力し、パッケージツアーなどの新商品開発を目指す。10月の羽田空港(東京・大田)への国際定期便の就航を控え、手ごろな価格で複数の都市を回ることができる商品を作り、アジア域外からの誘客につなげる。

都が連携するのはバンコク、デリー、ハノイ、ジャカルタ、クアラルンプール、マニラ、ソウル、台北の8都市。7月上旬に新商品開発で合意した。

新商品「ワン・アジア・パス」(仮称)は9都市のうち2~3都市を巡るパッケージツアーや周遊券を想定している。例えば、東京―ソウル―バンコクのようなルートの商品を企画し、欧州や北米、豪州からの旅行客への販売を想定している。

各都市が旅行会社などに商品化や販売を働きかける。東京都も2010年度中に国内の旅行会社と協議を始める。

複数の都市を回る航空券は2地点の往復券に比べて料金が割高になる。このため、複数の都市を回る旅行商品も数が少ないのが現状だ。都は8都市と連携して航空会社などと交渉すれば料金を引き下げる可能性が大きくなるとみている。開発した商品のPRなどでも各都市と協力する。

都は8都市と共同で運営するホームページで、危機管理情報の掲載も始める。新型インフルエンザの拡大状況など、感染症発症などに関する正確な情報を公開することで、旅行客の不安感を和らげられるとみる。

都は02年にアジアの都市と観光促進協議会を作り、アジアへの観光客を増やすための具体策作りを検討してきた。今回の周遊ツアー商品の開発もこの取り組みの一環だ。

東京都を訪れる外国人観光客は07年まで増加傾向だったが、09年は新型インフルエンザの影響で減少したもよう。都は羽田空港への国際定期便の就航を好機とみて、10~11月を「東京・アジア月間」に設定。アジア各国の映画を上映したり、民族舞踊を披露するイベントを開いたりして海外に東京をアピールする。

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