2019年7月19日(金)

千葉県知事と成田市長、羽田強化方針に懸念表明

2010/5/26付
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千葉県の森田健作知事と成田市の小泉一成市長は25日、前原誠司国土交通相と会い、国交省の有識者会議「成長戦略会議」の最終報告が羽田空港の国際線枠を年9万回に広げる方針を示したことに「従来の方針を大きく転換するものだ」と懸念を示した。羽田発着便は千葉県上空を飛ぶ便が多いため騒音が拡大するとし、地元との事前協議の必要性を改めて訴えた。

最終報告は羽田の国際線について「アジア長距離路線、欧米路線を含む高需要ビジネス路線」を取り込む方針を明記。アジア近距離向けに限っていた従来の方針を転換した。発着枠についても、2008年5月に当時の冬柴鉄三国交相が示した「年6万回」とする方針を改めている。

森田知事は面談後、「成田で請け負いきれない国際線を羽田で補完してくれるのは国益にもかなう。ただ、そういう話は事前に相談してくれと伝えた。前原さんも必ず相談すると約束してくれた」と話した。ただ時期については「(前原国交相は)すぐに行動を起こしてくれると思う」と述べるにとどめた。

小泉市長は「前原大臣には、やはり国際線の中心は成田です、との言葉をいただいた」と面談の内容を紹介。首都圏の国際線拡充が羽田主導で進むことをけん制した。

国交省は報告書をもとに政府の新成長戦略に盛りこむ内容を決める。「それまでに地元の考えを伝えておく必要があると思い、今回の要望活動に踏み切った」(県空港地域振興課)という。

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