2019年7月17日(水)

進化する3D映像 茶の間に街中に
専用メガネなく裸眼で迫力映像 医療に応用も

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2010/4/4付
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映像が飛び出して見える3D(立体)技術の進化が止まらない。家電メーカーが相次いで発売する3Dテレビより一歩進み、専用メガネをかけなくても茶の間で迫力ある映像が楽しめるようになる。用途もゲームや映画といったアミューズメントだけでなく、医療や新しい会議システムなどの分野にも広がりそうだ。

スクリーンから飛び出して、小さな女の子が楽しそうに回っている――。東京都世田谷区にあるNHK放送技術研究所では、次世代3D技術の開発が急ピッチで進んでいる。

NHKがJVC・ケンウッド・ホールディングスなどと開発する次世代3Dは、専用のメガネをかけなくても裸眼のまま、どんな角度からでも立体映像が見られる。現在普及が始まった3D映像は専用のメガネが必要なうえ、首を振ったり前後に動かしても同じ方向からの立体像しかみえない。NHKの河北真宏主任研究員は「お茶の間でメガネなしで寝転びながら立体映像を楽しめるようになる」と目を輝かせる。

NHKが試作した3Dテレビは縦約30センチメートル、横約58センチメートルの24インチ。デモ映像では「3D」という文字の奥に人形の女の子が飛び出してみえた。女の子は画面から5センチの距離にいるように見え、手を伸ばせば触れそうだ。

専用のメガネを使わなくても立体映像が見える秘密は、特殊なカメラの撮影方法にある。撮影する被写体とカメラの間に、複数のレンズを横に並べた板を置く。これはまるでトンボのメガネのよう。一つのレンズ板には直径約1.3ミリメートルのレンズが10万個並べてある。

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