2019年2月21日(木)

博士号論文盗用問題 トルコ人助教「懲戒解雇相当」 東大

2010/4/2付
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東京大学工学系研究科のアニリール・セルカン助教(37)=トルコ国籍=が、博士号取得論文に他人の著作物を盗用していた問題で、東大は2日、助手採用時の履歴書にも虚偽の学歴を記載していたなどとして「懲戒解雇相当」とし、退職手当を支給しないことを決めたと発表した。

処分は3月31日付。同助教は同月2日、東大として初めて博士号を取り消されていた。15日に辞職願を出し、29日に雇用契約の解約が成立していたが、東大は懲戒解雇に相当すると判断した。

東大の田中明彦副学長(コンプライアンス担当)は「言語道断の行為で極めて遺憾。社会的責任を痛感している」とのコメントを発表した。

東大によると、同助教は2005年5月に助手として採用された際の履歴書に、イリノイ工科大学(米国)やイスタンブール工科大学(トルコ)を卒業した事実がないのに、学位を取得したと虚偽の記載をしていた。

また、06年度の文部科学省の科学研究費補助金(科研費)の研究実績として3本の論文を報告していたが、うち1本に多数の盗用が見つかり、ほか2本は存在を確認できなかったという。

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