仏全国紙が紙面廃止 経営難でネットに特化

2011/10/15付
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【パリ共同】フランスの夕刊全国紙フランス・ソワールは14日の経営委員会で、経営難を理由に今年12月から紙面発行を取りやめ、ネットでのニュース配信に完全移行することを決めた。フランス公共ラジオが伝えた。

フランスの全国紙で紙面を廃止してネット配信への移行を決めたのは、同紙が初めて。

同紙は1944年創設の大衆紙。50~60年代にはフランスの新聞で唯一100万部を超える発行部数を誇ったが、ネットの普及や無料紙の相次ぐ発行などで2010年には2万2千部まで落ち込んでいた。その後、部数は漸増したが、広告収入の減少もあり、紙面廃止に追い込まれた。

経営委員会は、現在約140人の社員のうち90人近くを解雇することも決定。今後は30人余りの記者がネットでのニュース配信を維持する。

パリの目抜き通りシャンゼリゼにある本社前では同日、経営委員会の決定に反対して労組員や支援者ら約300人がデモを行った。

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