2019年2月16日(土)

エジプトの反政府デモ、死者20人に 1000人以上が負傷

2011/1/29付
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【カイロ=共同】約30年間にわたり強権体制を敷くムバラク大統領の退陣を求める大規模デモが28日に国内各地で起きたエジプトでは、治安部隊などとの衝突で、首都カイロや北東部スエズなどで多数の死傷者が出た。フランス公共ラジオによると、少なくとも20人が死亡、けが人は1000人を超えた。

エジプトで大規模デモ 警官隊が催涙弾などで鎮圧を試み、反体制派と衝突した

エジプトで大規模デモ 警官隊が催涙弾などで鎮圧を試み、反体制派と衝突した

国営テレビなどによると、ムバラク大統領は28日夜、カイロなど3都市を対象に発令した夜間外出禁止令を全土に拡大。首都などに軍の装甲車などを展開させた。

禁止令により、午後6時から翌日午前7時までの外出が禁じられたが、多くのデモ参加者がこれを無視して屋外に残り、一部が暴徒化。中東の衛星テレビによると、首都では28日夜(日本時間29日未明)に炎上した政権与党、国民民主党(NDP)本部を襲撃した。

目撃者によると、旧市街にある警察詰め所などはほとんどが放火された。政府関連施設への襲撃が拡大、NDP本部近くにある銀行など、各地で略奪などが続いている。首都には軍のヘリコプターとみられる飛行音や銃の発砲音が響き、騒然とした雰囲気になった。

ツタンカーメン王の黄金のマスクなどを収蔵するエジプト考古学博物館は、軍や市民らが守っており、被害情報はない。

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