威勢良く新横綱の綱打ち 日馬富士関ら見守る

大相撲の第70代横綱に昇進した日馬富士関(28)が横綱土俵入りで締める新しい綱を作る行事「綱打ち」が27日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋で行われ、威勢良い掛け声が部屋に響いた。
兄弟子の安美錦関や旭天鵬関ら関取衆を含め、新横綱が所属する一門の春日山・伊勢ケ浜連合の力士ら40人が、紅白のねじり鉢巻き姿で稽古場に集合。日馬富士関や師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)らが見守る中「ひい、ふの、み」「それ、いち、にの、さん」と掛け声を上げながら、3本の綱をより合わせた。
綱打ちの後、日馬富士関は土俵入りの稽古に臨む。せり上がりの際に両腕を力強く横に広げて攻めの姿勢を表現する不知火型の土俵入りを、現役時代に同じ型だった師匠が指導する。
28日には東京都渋谷区の明治神宮で新横綱の推挙式が行われ、奉納土俵入りで昇進後初めて不知火型を披露する。〔共同〕