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動物葬祭業者を逮捕 埼玉、犬猫の死骸遺棄の疑い

埼玉県飯能市の山林に犬猫約100匹の死骸が遺棄された事件で、埼玉県警は7日、廃棄物処理法違反の疑いで、同県三芳町、動物葬祭業の元町議、阿部忍容疑者(71)を逮捕した。

逮捕容疑は3月26日から31日の間に、飯能市の山林に犬の死骸1体を遺棄した疑い。県警によると「別の業者に火葬を依頼する費用を浮かせたかった。金もうけのためにやった」と容疑を認めている。

県警は、同じ場所で見つかった約100匹の死骸についても、阿部容疑者が遺棄した疑いがあるとみて捜査。代金を受け取りながら火葬にしなかったケースなどが詐欺容疑に当たる可能性もあるとみて調べている。

県警は7日朝、容疑者の自宅を家宅捜索し、死骸を運んだとみられるワゴン車を押収した。

県警によると、遺棄された犬の死骸を包んでいたタオルが、同県川口市の無職女性(80)のものと判明。女性は3月18日、阿部容疑者に飼い犬の火葬を依頼していた。阿部容疑者は13年前に開業。電話帳に広告を出し、5千円から6万円で火葬などを請け負っていた。

東京のペットサロン関係者が3月初め、衣服やリボンを着けたペットとみられる死骸が、飯能市の正丸峠付近に不法投棄されているのを見つけ通報。県などが同26日に約80体を回収したが、31日に川口市の女性が火葬を依頼した犬を含む約20体が、新たに遺棄されていた。

阿部容疑者は1983年、三芳町議に初当選。落選期間を挟み99年までに計3期12年務めた。〔共同〕

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