藤田「幸せなサッカー人生」 欧州で監督目指す

サッカー元日本代表で、J1磐田などで活躍したMF藤田俊哉(40)が3日、東京都内で引退記者会見を開き「幸せなサッカー人生だった。将来、欧州で監督をしたいという気持ちが大きく、この決断に至った」と晴れやかな表情で述べた。
今後は日本の指導者資格である公認S級を取得した上で、来夏からオランダ1部リーグのVVVフェンロの下部組織などで指導者の道をスタートさせるという。
藤田は静岡・清水商高から筑波大を経て、1994年に磐田入り。MFとしてJ1で100得点した唯一の選手で、磐田の3度のリーグ制覇などに貢献した。「97年に磐田でリーグ初優勝したときのジェフ戦が一番心に残っている。ワールドカップのアジア予選のシンガポール戦で1点、取った。あれはよかった」と、現役時代の思い出のシーンを挙げた。〔共同〕