「ハイジ」原作は盗作? ドイツの研究者指摘

2010/4/13付
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【ジュネーブ=共同】アニメ「アルプスの少女ハイジ」の原作で、スイスの童話作家ヨハンナ・スピリが書いた「ハイジ」(1880年)が、出版された年の約50年前に書かれた別の作品に酷似しているとドイツの研究者が指摘し、「ハイジは盗作だった」などと両国メディアを騒がせている。

発端はドイツのフランクフルトで研究活動をする若手文学研究者、ペーター・ビュトナー氏(30)の指摘。同氏は最近、児童作品展の準備中に偶然、1830年ごろにドイツ人作家が出版した「アルプスの少女アデレード」という童話本を発見。この作品はほとんど知られていないが、ハイジは一般的に女性の名前アデレードの愛称として使われるうえ、山間部に祖父と暮らす少女が外国の都会に引っ越さなければならなくなる筋書き、使われている文章などがそっくりという。

スイス・フランス語圏のタブロイド紙「バンミニュッツ」は9日「(スイスの象徴である)ハイジの神話が崩壊」と1面トップで報じたほか、ドイツとスイスの複数のテレビや新聞がこぞってビュトナー氏の「発見」を報じた。

同氏は「私は盗作とは言わない。スピリは作品の一部を使っただけで、シェークスピアやゲーテも同じことをやっている」と冷静に話している。

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