2019年7月18日(木)

竜馬が運んだ手紙、80年ぶり発見 長州藩から土佐へ決起呼びかけ

2010/4/12付
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坂本竜馬が長州藩から土佐藩へ運んだ、土佐勤王党の決起を呼び掛ける手紙が約80年ぶりに見つかり、土佐山内家宝物資料館(高知市)が12日、報道陣に公開した。

坂本竜馬が運んだ土佐勤王党の決起を呼び掛ける手紙=共同

長州の尊王攘夷派の中心人物久坂玄瑞が勤王党の武市半平太にあてたもので、1927年に出版された史料集に掲載された後、行方が分からなくなっていた。同資料館の藤田雅子学芸員は「志士らしい情熱的な書体で、幕末の空気が伝わり貴重だ」としている。

手紙は文久2(1862)年に書かれ、縦24センチ、横67センチの巻物。「諸大名も公卿も頼りにならず、草莽(在野)の志士を集めて立ち上がるしかない」「大義のためならば、長州藩や土佐藩が滅亡しても苦しくない」などの内容で、勤王党ら下級武士に決起を勧めている。

当時は、嘉永6(1853)年のペリーの黒船来航を機に、天皇を尊重し外国勢力を追い払おうとする尊王攘夷論が各地で台頭。土佐でも勤王党が結成された。

勤王党に参加した竜馬は、剣術修行の名目で長州へ出向き、久坂と武市の手紙を仲介。手紙には「坂本君とは腹蔵無く話し合ったので、詳しく聞いてください」とも書かれ、竜馬と久坂が熱心に話し合ったことがうかがえるという。

山内家から寄贈された資料を調査していた学芸員が、昨年末に発見。徳川15代将軍に就任する直前の一橋慶喜が、前土佐藩主の山内容堂に協力を求めた手紙などとともに、23日から高知市の県立文学館で公開される。〔共同〕

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