2019年7月23日(火)

三井住友、セディナ完全子会社化を発表 カード事業再編
三井住友カードとの合併視野に

2011/1/28付
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三井住友フィナンシャルグループ(FG)は28日、5月に子会社でクレジットカード業界6位のセディナ(旧オーエムシーカード)の全株を取得し、完全子会社化すると正式に発表した。取得価格は500億円前後にのぼる見込み。セディナ株は4月26日付で上場廃止になる。事業環境の悪化に対応して信用力を高めると同時に、経営の効率化を進めるためにグループのカード事業を再編する。同じグループで、業界2位の三井住友カードとの合併も視野に入れている。

セディナは三井住友グループが中間持ち株会社を通じて、発行済み株式数の67%を持っている。残る3割強の株式を三井住友FG株式と交換する形で全株を取得する。

セディナの時価総額は28日午前時点で約1200億円。取得額は500億円前後とみられる。

セディナはオーエムシーカード(OMC)、セントラルファイナンス、クオークの3社が合併して、09年4月に発足した。日経調査によれば、09年度のショッピング取扱高は約1兆9500億円で業界6位。カード会員数は約2500万人に上る。ダイエーの子会社だった旧OMCを引き継いでおり、主婦層に強い。

ただ、過去に取りすぎた利息を顧客に返す「過払い金」や貸倒関連費用が膨らみ、10年3月期に678億円の連結最終赤字を計上。10年5月の子会社化に続き、社長に三井住友銀行出身の山下一氏を招いた。経営リストラを進め、11年3月期は黒字転換する見通し。

セディナは同じ三井住友グループで「三井住友VISAカード」を発行する三井住友カードとの連携を強化する。コールセンターなど事務部門の共通化を進めるほか、セディナと三井住友カードは14年をメドにシステムを一体化する。セディナは当面、経営基盤強化を優先し、三井住友カードとの合併に備える。

一方、三井住友FGも国内景気の低迷や低金利の長期化が響き、中核の銀行業務の収益力が低下している。個人向けの市場開拓による収益の底上げが急務で、住宅ローンに続く柱としてカード事業の強化を急いでいる。

クレジットカードの09年度の国内ショッピング取扱高ランキングで、三井住友カードとセディナの取扱高を合計すると、三菱UFJ傘下の三菱UFJニコスを上回り、業界首位の水準となる。

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