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福島4号機の汚染水、濃度200倍 セシウム3月末比

東電が明らかに

(更新)

東京電力福島第1原子力発電所4号機にたまる汚染水が含む放射性物質の濃度が上がっている。東電が26日までに明らかにした。3月末に比べて放射性セシウムが200倍以上になった。水位も3、4号機ともに上昇している。汚染水が増えれば、浄化や止水で追加対策を迫られる。復旧に向けた東電の工程表が滞る恐れも出てきた。

放射性セシウムやヨウ素の量を3月24日と4月21日で比べた。4号機タービン建屋地下にたまる汚染水はセシウム134と137が250倍、ヨウ素131が12倍に増えた。汚染の程度について東電は、厳しい管理が必要な「高濃度」に入ると説明している。

4号機は東日本大震災の発生当時は定期検査中で、原子炉に燃料棒は入っていない。建屋が3号機と配管などでつながっていることから「3号機の原子炉を冷却するために注入している水が漏出している可能性が高い」(東電)という。

東電によると、3号機の原子炉建屋付近の放射線量は毎時10~60ミリシーベルト。同900ミリシーベルトのがれきも見つかり、復旧作業を阻んでいる。3号機のタービン建屋地下の汚染水からは、4号機よりも1000倍高い放射性セシウムが検出されている。

また3号機の海に近い坑道(トレンチ)にたまった汚染水の水位も上昇。26日午前7時は水面が地上から98センチメートルと25日午後6時より1センチメートル上がった。東電が移送を検討する目安の地上まで残り1メートルを切っている。まだ保管先は無く、監視を続ける。

高濃度汚染水が増え続けると、東電が工程表で7月中旬までの実現を目指す冷却装置の設置が難しくなる。

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