2019年7月16日(火)

米MFグローバル、顧客資金数億ドル不明か
破産法申請で米紙報道

2011/11/1付
保存
共有
印刷
その他

【ニューヨーク=蔭山道子】欧州債務問題は米金融界に波及する構図になってきた。31日に米金融大手MFグローバル・ホールディングスが日本の民事再生法に当たる連邦破産法11条の適用を申請、米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は顧客資金の一部が行方不明だと報じた。額は数億ドルに上るもよう。米当局は自己勘定の取引を進めるための顧客資金の流用がなかったかどうかなどについて調査に入った。

資金の行方不明に気付いたのはMFグローバルの買収を検討していた金融機関で、これを理由に、買収計画を中止したとされる。同紙は市場でMFグローバルの経営悪化観測が急速に広まった先週末以降、取引先の金融機関が顧客資金の送金を見合わせた可能性もあると指摘している。

米財務省は31日、金融監督当局などで構成する「金融安定監視評議会」の電話会議を開催したことを明らかにした。詳しい内容は明らかでないが「米証券取引委員会(SEC)や米商品先物取引委員会(CFTC)、米連邦準備理事会(FRB)から口頭で報告を受けた」という。

MFグローバルの負債総額は9月末現在、396億ドル(約3兆900億円)。積極投資してきたイタリアやスペインなどの短期国債の損失拡大に懸念が強まり、顧客の資金流出で行き詰まった。欧州危機を引き金とする米金融大手の破綻は初めて。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。