2019年1月22日(火)

福島原発2号機の作業、15分以上困難 建屋の湿度高く

2011/5/19付
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東京電力は19日、福島第1原子力発電所2号機の内部を調べた詳細を発表した。原子炉建屋内は温度と湿度が高く「体力の面から15分以上の作業は困難」と説明した。放射線量も最大で毎時50ミリシーベルトだった。新しい工程表では1~3号機の原子炉を「循環注水冷却」の新方式で冷やすとしたが、作業が難航する可能性が出てきた。

福島第1原発2号機原子炉建屋内を調査する東京電力の社員(18日午前)=東京電力提供

18日午前に作業員が中に入り調査した。建屋内には水たまりが3カ所あった。東電は「使用済み核燃料プールからの蒸気が建屋内で冷え、小雨のようにしたたり落ちているところがあった」としている。

入り口から奥に向かうに従い、温度が上がり長時間の作業は困難だ。以前にロボットを使った調査ではセ氏約40度を計測した。

東電は記者会見で「放射線量は毎時1千ミリシーベルトが計測された1号機と比べると、湿気の問題が解決すれば作業はしやすい」との見方を示した。プールを冷ます装置を取り付けるほか、換気も検討するとした。

一方、東電は19日、水素爆発で原子炉建屋が壊れた3号機にも作業員が18日午後4時30分ごろに入ったと発表した。

原子炉の水素爆発を防ぐ窒素注入に向け、配管を点検した。被曝(ひばく)線量は2.08ミリシーベルトと2.85ミリシーベルトだった。注入予定の場所で、毎時160~170ミリシーベルトを計測。2号機は同じ場所で27ミリシーベルトだった。3号機は注入法の見直しも含めて検討するとした。

また福島第1原発では放射性物質を含む汚染水が年内に20万トンに達する見通しだ。現在10万トンを超えている。高濃度汚染水は仏アレバ製浄化装置を6月に稼働させる。

低濃度汚染水をためる人工浮島「メガフロート(大型浮体式海洋構造物)」が19日午後に小名浜港(福島県いわき市)を出港する予定。20日午前には福島第1原発に到着する。

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