2018年8月18日(土)

市場、先行き様子見 株式買い戻し優勢 海外勢が円売り

2010/6/2付
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 鳩山由紀夫首相の辞任表明を受け、2日午前の株式市場では買い戻しが優勢になった。日経平均株価寄り付き直後に前日比の下げ幅が100円を超えたが、急速に切り返し、35円高で午前の取引を終えた。東京外国為替市場で円相場がドルやユーロなどの主要通貨に対して下落したことがきっかけになった。

 日経平均は朝方、前日の米国株安を受けて軟調だったが、10時35分ごろに上昇に転じた。為替相場が円安方向に振れたことで、日経平均先物に買い戻しが強まり、日経平均も下値を切り上げた。

 市場では鳩山首相の辞任表明について「政策への期待はもともと低く、改めて売る要因にはならない」(大手証券)との見方が大勢。朝方に下げた輸出関連銘柄の一角に押し目買いが入った。

 もっとも、円安基調が相場を下支えする一方、積極的に上値を追う動きも乏しい。午後の取引では中国株安の影響もあり、日経平均は再び下げに転じた。首相辞任が回復基調にある企業業績に悪影響を及ぼすとの見方は少ないが、参院選に向けて政局の先行き不透明感も強く、投資家は様子見姿勢を強めている。

 外為市場では、海外ファンドを中心に円売りが進んだ。対ドルで一時、前日比1円程度円安・ドル高の1ドル=91円台半ばまで下落。円は対ユーロでも一時、前日比1円70銭程度円安・ユーロ高の1ユーロ=112円台半ばまで売り込まれた。

 ただ国内の投資家の間では、鳩山政権の支持率低迷などを背景に「鳩山首相の辞任表明に対する意外感は乏しい」(国内銀行)との受け止め方も多く、円売り一服後はもみ合いが続いている。円売りが加速する状況にはなっていない。

 債券相場もやや下落した。首相の辞任が伝わって以降、長期金利の指標となる新発10年物国債利回りは一時、前日比0.010%高い1.285%を付けた。円安が進み、株価が上昇に転じたことで、債券売りが優勢になった。

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