海外マネー頼みのロシア政府、資本市場の改革急ぐ
[有料会員限定]
ロシア政府が資本市場の改革を急いでいる。海外投資家がルーブル建てのロシア公社債を購入しやすくする仕組みに改めるほか、国債の利子課税も軽減する検討を進めている。プーチン政権は社会保障などで財政支出を拡大する計画で、財源として海外資金に注目する。国内の資金が海外に流出する中、大規模な国営企業の民営化でも海外マネーへの依存が高まりそうだ。
ロシア財務省はユーロクリアなど欧州の決済機関がロシア国債の決済を...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1147文字