山種を退場させた風雲児、吉川太兵衛氏
鍋島高明・市場経済研究所代表

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2011/9/3付
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日本経済新聞 電子版
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昭和27年に東京穀物商品取引所(東穀取)が開設されて間もないころ、「売りの山種(山崎種二)」に向かって買い進んだのが吉川太兵衛。まだ30歳そこそこの若武者だが、柔道5段、5尺6寸、25貫の堂々たる体格は山種に引けを取らなかった。太兵衛の父太市郎は満州からソウルにかけて缶詰を中心に食品問屋を営んでいた。

「太兵衛は広漠たるコーリャン畑の中を馬を走らせて遊んだという。後日、東穀取の猛者連をふるえ上が…

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