株券に墨を塗れ 小川三郎氏
市場経済研究所代表・鍋島高明

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2013/7/6付
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日本経済新聞 電子版
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第一証券の創業者小川三郎が製糸業から一転、証券業を始めるのは昭和11年、30歳のことだ。甲府米穀取引所理事長、荒井治作の助言を得て、東京の角〆(しめ)商会と提携、甲府市で丸文小川商店を立ち上げた。ところが、有価証券移転税が表面化して電力株を筆頭に諸株が暴落、加えて協力者が取引事故を起こして相当な被害を出したため、あえなく廃業する。だが、小川は屈しない。

翌12年、成川時之助や兜町角〆の支配人野瀬…

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