日経平均、年初来安値下回る プロに聞く下げ止まりの条件

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2012/6/4 10:47 (2012/6/4 15:38更新)
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4日の東京株式市場で日経平均株価が年初来安値を更新した。下げ幅は一時200円を超えた。前週末発表の米雇用指標が悪化し、値下がりリスクを避けるために保有株を手放す動きが広がり、世界的な株安につながっている。日本株には円相場が1ユーロ=96円台まで上昇していることも重荷だ。株価が下げ止まる条件や下値のメドを市場関係者に聞いた。

「目先は下値模索、8000円前後まで調整」

東京海上アセットマネジメント投信シニアファンドマネージャー 久保健一氏

日本株は6月中旬ごろまで下値模索の展開が続きそうだ。日経平均株価は8000円程度まで調整する可能性がある。4日午前に東証株価指数(TOPIX)が節目の700を下回ったことで、TOPIXをベンチマーク(運用指標)にしている機関投資家が損失限定の売りを出す可能性がある。国内の年金などによるリバランス(資産配分の再調整)目的の買いも入りにくい。しばらくは買い手不在の状況が続きそうだ。

悪材料が続くなかで焦点となるのは日米欧の金融政策だが、日欧は機動的な追加緩和は期待できそうにない。6日の欧州中央銀行(ECB)理事会では利下げが見送られ、14~15日の日銀の金融政策決定会合も追加緩和を見送る可能性が高いとみている。

市場では政府・日銀による為替介入への期待が高まっている。ただ単独介入では効果の持続性は数日間にとどまりそう。17日のギリシャ再選挙や、19~20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)などが控える6月下旬までは下押し圧力が強い状況が続きそうだ。

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