投信選びは自分に合う乗り物を見つけること
インデックス投資アドバイザー カン・チュンド

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2012/2/5 7:00
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カネダマモルくんの髪の毛は、ひと言でいうと「剛毛」です。朝起きたときのカネダくんはまさにハリネズミ状態で、シャワーを浴びないと、髪の毛の収拾がつかないようです。「これがあるから、ボクは朝遅れるんです」と、へんな言い訳をしながらカネダくんは快速電車に乗り込みました。

さて、第14回目で触れましたが、投資信託というフクロには、株式、債券といった、異なる資産を詰め込むことができます。ひとくちに株式ファンド、債券ファンドといっても、両者はまったく違った性質を持っているのです。まず「債券」について見ていきましょう。

カネダくん、「債券」って、カネダくんが国や会社に対してお金を貸してあげた「証書」のことです。お金を貸した見返りに、カネダくんは何を受け取りますか?

「えっ、利息ですか?」

そう、その通りです。これがカネダくんのリターン(収益)となります。債券は満期まで持っていれば、貸したお金が手元に戻ってきます。ただし、万が一にも、貸したお金が返ってこないリスクがあるため、「預金」より多少高いリターンが期待できるのです。

きょうはせっかくですから、各資産を「乗り物」にたとえてみましょう。「預金」はたとえるなら、徒歩(自分で歩くこと)です。スピードはあまり出ませんね。しかし、まっすぐ歩けば、左右にブレることはほとんどありません。一方「債券」は、原付バイクでしょう。徒歩に比べればスピードは出ますが、左右にぶれてしまいます。カネダくん、ここ重要なのですが、債券という資産は、満期に至るまでに、価格が上がったり下がったりするリスクがあるのです。

「債券も価格が変動するのですね?」

はい、その通りです……。

では、乗り物のスピードを「期待リターン」、左右にブレる振れ幅を「リスク」と捉えてみましょう。すると、預金はローリスク・ローリターン型であることが分かります。債券はミドルリスク・ミドルリターン型の資産ですね。

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