投信選び「いいものないですか」は禁句 インデックス投資アドバイザー カン・チュンド

(1/3ページ)
2012/1/15 12:23
保存
共有
印刷
その他

このお正月、カネダマモルくんは岐阜に帰省していました。久しぶりにお父さんに会ったのですが、「よお、元気か」「うん。元気」という会話が交わされただけ……(父親と息子ってそういうものなのでしょうか?)。

なかなかお金をためられない<strong>カネダマモル</strong>くん。カネダくんと一緒に投資信託を学びましょう。

なかなかお金をためられない<strong>カネダマモル</strong>くん。カネダくんと一緒に投資信託を学びましょう。

ところで、カネダくんのお父さんは厨房機器の会社に勤めています。あと1年で定年退職のため、お父さんはセカンドライフのお金の管理に興味を持ち始めています。ちょうどカネダくんも、投資信託の勉強をしているところですから、親子間で「お金の話」があってもいいのに……。これがないんですね。さて、1月中旬のある日、カネダくんのお母さんから電話がありました。「マモル、たいへんよ、父さんが銀行で投資イタクというのを買っちゃって、もう下がったりしたらたいへん!」「母さん、落ち着いて……。それって投資シンタクだよ」

カネダくんのお父さんはこれまで、銀行預金しかしたことがありませんでした。そんなお父さんがどうして投資信託を買ったのでしょうか?

お父さんの「脳内行動」をちょっと追ってみましょう。あと1年で定年退職→退職金が出る→でも国の年金はまだ出ない→退職金を殖やしておかないと……→でも預金だけじゃ殖えない→だったら銀行に行って相談してみよう! と思われたのです。

私たちは金融機関、特に銀行に対して、無条件に「安心」といいますか、「間違ったことはしないだろう」というイメージを持ってしまっています。カネダくんのお父さんはきっと、「何かいいものはないですか?」と銀行の人に聞いて、投資信託を勧められたのではないでしょうか(注:金融機関に行って、「何かいいものはないですか?」と聞くのは禁句ですよ)。

ところで、カネダくん。お父さんはどうして地元のB銀行に相談に行ったのでしょう?「えっ、B銀行には父の給与口座があるからでしょ」。はい、その通りです。お父さんはあまり深く考えず、ただ馴染みがあるというだけで、B銀行に行き、そこで投資信託を買ってしまいました。これって正しい行動なのでしょうか?(いえいえ)。

  • 1
  • 2
  • 3
  • 次へ

電子版の記事が今なら2カ月無料

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]