2019年7月19日(金)

株価「急加速」の怪現象、予防に効く時間分散

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2012/3/23 7:00
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日経平均株価が取引時間中、上げ(下げの)勢いがにわかに急加速して、200円高や400円安になるケースが近年目立つ。節目や大台といわれる水準を突き抜ける過程でこの二段ロケットのような怪現象が起こりやすい。そして相場水準が一気に台替わりしてマーケットの景色が一変。上昇局面では買い場を逃したり、下げ局面では多額の含み損を抱えてしまう。背景にあるのはデリバティブが絡んだ特殊な需給要因。振り回されないためにはあらかじめ徹底した時間分散が有効だ。

今年に入って株価の上昇力が際立ったのは2月15日。それまで8000円台後半から9000円近辺でもみ合っていた日経平均は上げ幅が一気に250円を超え、9300円台に乗せた。その後は日を追うごとに上値が切り上がり、2月末には9800円台に達した。

下げ局面での例は枚挙にいとまがない。2011年8月9日、日経平均株価が9000円を割り、下げ幅が一気に400円を超えた。東日本大震災後の3月15日には一時1400円近く下げたし、08年秋のリーマン・ショック時は500円、700円という棒下げが連日のように続いた。

ここ数年、株価は一定水準を超えると目標達成感で勢いが止まるというより、逆に上昇スピードや下落ピッチが速まることが少なくない。この怪現象を引き起こしているのは株価指数先物や、オプションなどのデリバティブ取引だ。

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