ユーロ建てMMFの繰り上げ償還が相次いでいる はじめての投資信託 実践編(8)

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2012/10/21 7:00
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カネダマモルくんが運河沿いの道を歩いていると、キンモクセイの芳しい香りが漂ってきました。以前は営業車での移動がほとんどで、季節の移り変わりを肌で感じることはありませんでした。しかし、町を歩く機会が増えて、カネダくんは健康体になりつつあると実感しています(食欲の秋のせいで、体重は変わっていないのですが……)。

なかなかお金をためられない<strong>カネダマモル</strong>くん。カネダくんと一緒に投資信託を学びましょう。

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ところで、カネダくん。先週は「繰り上げ償還」についてお話ししました。実は、ファンドが繰り上げ償還されるパターンはあと2つあるのです。

「えっ、そうなのですか!?」

はい、カネダくん。今から具体例を挙げますが、お客様に用語の説明をする際には、「たとえば、こんなファンドがありまして……」というふうに、必ず具体例と共に説明するようにしましょう。

「はい、分かりました」

では、ひとつ目のパターンですが、三井住友アセットマネジメントが2011年12月9日に設定した「日本割安株ファンド11─12(愛称:ザ・バリュー)」というファンドがあります。このファンドは一定の条件を満たすと、自動的に繰り上げ償還される投資信託なのです。具体的には、基準価格と設定来の分配金(税引前)の累計額が1万1500円以上(つまり15%の上昇)になったら繰り上げ償還しますよ、と予め決められているファンドです(運用レポート=http://www.smbcnikko.co.jp/inv_pdf/4020mr.pdf)。

「つまり、このファンドの運用目標そのものが、プラス15%のリターンということですか?」

その通りです、カネダくん。実際、当該ファンドは2012年2月24日に基準価格が1万1668円となり、設定からわずか2カ月半で繰り上げ償還が決定しました(そして、3月7日に繰り上げ償還を実施)。

「たった3カ月の運用ですか……。まるで嵐のようですね」

たしかにそうですね、カネダくん……。

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