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豊島逸夫の金のつぶやき

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「災害は買い」か 台風前夜の米国市場

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2013/10/16 9:39
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「災害(disaster)は買い」。著名投資家、ジム・ロジャーズ氏が、よく口にする言葉だ。

日本びいきの同氏は、東日本大震災の当日、日本を応援する気持ちで、シンガポールの日本料理店に家族を連れていった。ガラガラの店内で、プロのファンド・マネジャーとしての本能は「急落する日本株は今が買い」と感じ、即実行に移したという。

NY証券取引所フロアでジム・ロジャーズ氏と(2013年9月)

NY証券取引所フロアでジム・ロジャーズ氏と(2013年9月)

今、世界の市場に迫る「災害」は米国債務引き上げ交渉の行方だ。既に、カウントダウンが始まったニューヨーク市場。あすまでに債務引き上げ交渉がまとまらなければ、米財務省は300億ドル(約3兆円)のキャッシュで当座の台所を賄わねばならない。そうなれば、デフォルト(債務不履行)は時間の問題だ。

17日のDデイ前日になって、格付け会社フィッチは米国債見通しをネガティブ(格下げ方向)で見直すと発表した。米国10年債の利回りも2.6%台から2.7%台にまで上昇。短期物を中心に米国国債は売られている。しかし、それでも、一時3%に急接近したことを思えば、金利急騰とはいえない状況だ。

米国の借金返済能力に皆が疑念を抱いているが、かといって米国債を売って、何を買えばよいのか。既に現金保有比率は高水準に達している。米国債市場の市場規模は突出しており、債務不履行不安にもかかわらず、マネーは米国債に「相対的安心感」を感じている。「安全性への逃避」ではなく「流動性への逃避」だ。

デフォルトといっても、最も現実的なシナリオはテクニカル・デフォルト。元本のカットではなく、利払いの一時停止という事態であろう。「米国経済システムの破綻」というテール・リスクは長期的に見ればないとはいい切れないが、年内にあるか、といえば、まずそこまでの進行は考えられない。

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