新顔にない妙味も 運用期間長い「いぶし銀」投信
はじめての投資信託 実践編(29)

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2013/3/17 7:00
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実は筆者は昔、この三井住友・日本株オープンが好きだったのです……。

「???」

筆者がこのファンドを知ったのは、ITバブルの頃(2000年初頭)でした。当時、このファンドのファンドマネジャーだった大島和隆氏は、カリスママネジャーとして脚光を浴びていました。大島氏は「株主になりたいと思える企業に投資する」「自分も一緒に『夢』を描ける企業に投資する」というシンプルな投資哲学を基に、トップダウン型のファンドマネジャーとして銘柄数を絞った運用をしていました。

このファンドの特徴は、組み入れ企業数を絞り込んでいることです。以下、04年までの数字ですが、98年以降の当該ファンドの組み入れ企業数は23社(98年)→31社(99年)→44社(00年)→48社(01年)→40社(02年)→37社(03年)→46社(04年)となっています。

組み入れ企業を絞り込み、独自の投資戦略を実践するファンドとしては、ほかに朝日ライフ アセットマネジメントが運用する「朝日 Nvest グローバル バリュー株オープン」などがあります(同ファンドの組み入れ企業数は35社。2月28日現在)。

http://www.alamco.co.jp/fund/globalvalue/

カネダくん、この三井住友・日本株オープンは02年11月まで「さくら日本株オープン」という名称でした。合併により運用会社が「三井住友アセットマネジメント」となったために、名称を変更したのです。また、ファンドマネージャーの大島氏が05年3月に退職したため、同年4月から運用担当者も変更になりました。

「それって、アクティブ・ファンドにとっては大きな出来事ですよね?」

その通りです、カネダくん。運用の司令塔が代わるわけですから、投資スタイルが一変してしまう可能性があります。ここだけの話ですが、この時点で筆者はこのファンドに対する興味を失ってしまったのです。

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