投資信託は目的地が同じ大型船 インデックス投資アドバイザー カン・チュンド

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2011/11/14 6:49
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カネダマモルくんは今日も営業車で、文具店のルートセールスに出ています(覚えていますか? カネダくんの勤務先は文房具卸会社です)。

車の中で汗を拭きつつ、ひとりニヤニヤしているカネダくん……。おや、カネダくんを乗せたライトバンがなぜか「カラオケルーム・メロディーライン」に入っていきます。なんと、堂々とサボり始めたのですね。

なかなかお金をためられない<strong>カネダマモル</strong>くん。カネダくんと一緒に投資信託を学びましょう。

なかなかお金をためられない<strong>カネダマモル</strong>くん。カネダくんと一緒に投資信託を学びましょう。

カネダくんはひとりカラオケボックスに入って、さっそくオレンジジュースを注文しました。そして、慣れた手つきで1曲目を入れます。なんと最初の曲は宇宙戦艦ヤマト!(覚えていますか、カネダくんの趣味はアニメソングを歌うことでした)。

「この歌うたうとストレスが発散するんですよ」

そんなこと、誰も聞いていません……。戦艦ヤマトではないですが、投資信託とは、同じ目的を持つ者が乗り合わせた「大きな船」と言えるでしょう。

「えっ?」

投資信託の保有者は、同じ船に乗り込む「乗客」なのです。

 投資信託のコンセプトを分かりやすく言うと、「目的を同じくする者が、共同でお金を出し合って、複数の銘柄に分散投資を行い、利益を分かち合う」。

この概念は、どのような投資信託であっても変わることはありません。ところで、投資信託が最初に作られたのはいつのことでしょう。時は1868年、場所は英国です。

世界最初の投資信託は「フォーリン・アンド・コロニアル・ガバメント・トラスト」と呼ばれていました。この新しい道具は、それまで投資と縁がなかったふつうの市民に、分散投資の道を切り開いたのです。なにぶん19世紀のことですからね、カネダくん。

ちょっと想像してみましょう。当時、資本家と呼ばれたお金持ちの人たちは、海外の債券を買ったり、船に投資を行ったりしていました。しかし、英国内に住む一市民にそんな大金はなく、また海外に投資を行う術(すべ)もありませんでした。

ところが、ひとりひとりのお金はわずかでも、目的を同じくする者が資金を出し合ってそれを大きな束にすると、何十、何百という銘柄に投資をすることが可能になります。これが投資信託の原形なのです(日用品でいうところの「共同購入」に近い考え方です)。

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