/

ダブル・スコープ、崔元根社長「35%超の利益率維持する」

リチウムイオン電池向けセパレーター(分離膜)の製造販売を手がけるダブル・スコープが16日、東証マザーズに上場した。初値は公募価格を8%下回る2300円で、初日の終値は2193円だった。崔元根社長は記者会見で「生産性を高め35%超の営業利益率を維持する」と話した。主なやり取りは以下の通り。

――事業の特徴は。

「現在、1ラインで年間3000万~4000万平方メートルの生産能力があるが、競合企業は1200万平方メートル程度にとどまる。生産性が高いため、営業利益率が高いのが特徴だ。原材料をブレンドする技術などを工夫し、生産スピードを上げている。当初は日本やドイツの原材料を使用していたが、現在は韓国企業と2~3年かけて開発したものに切り替えている」

――上場で調達した資金の使い道は。

「顧客からのニーズが拡大しているため、生産ラインの増強に投じる。5号ラインまで稼働すれば、その後は毎年2ライン分を増強できるだけの利益が得られるため、市場からの資金調達はいらなくなる。セパレーターの価格下落を上回るコストダウンを進め、35~40%の営業利益率を保つのが目標だ。13年以降はおそらく株主配当が可能なのではないかと思う。将来は海水淡水化など電池以外の用途も開拓し、メンブレン(膜)フィルムのトップ企業になるのが目標だ」

――日本で上場した理由は。

「個人的な考えを言えば、『義理』だ。2005年に日本で会社を設立した当時、日本のベンチャーキャピタルが当社の技術力を信じて投資してくれた。米ナスダックや韓国コスダックからも提案を受けたが、日本の資金で育った会社なので、日本で上場することにした。日本経済が悪いと言われているが、東京市場は世界トップクラスのマーケットだ」

(田中深一郎)

初割ですべての記事が読み放題
今なら2カ月無料!

関連企業・業界

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン