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スクウェア・エニックス、松田洋祐取締役「最終黒字化へ計画通りの進捗」

スクウェア・エニックス・ホールディングスが5日発表した2011年4~6月期連結決算は、純利益が前年同期比62%減の6億9000万円だった。ゲームソフトで大型タイトルの投入がなかったことが響いた。ただ期待のゲームが7~9月期以降に偏ることもあり、同日会見した松田洋祐取締役は「計画通りの進捗状況」と指摘。12年3月期通期で2期ぶりの最終黒字達成に自信を示した。さらに、昨年から本格的に力を入れ始めたSNS(交流サイト)向けゲームも含むオンラインゲームを伸ばす考えを強調した。主なやり取りは以下の通り。

――4~6月期を総括するとどうか。

「大型のゲームソフトタイトルの投入が無かったことが大きい。前年同期は人気ソフトの追加販売で大きな売り上げがあったため、その反動もあり大幅な減益になった。前期に発売予定だった大型タイトルの投入を7~9月期に控えるなど、下期以降は期待できる」

「事業ごとにみると、(ソフト販売を含む)デジタルエンタテインメント事業でパソコン(PC)や高機能携帯電話向けのオンラインゲームが順調だった。PC向けの『戦国IXA(イクサ)』などはかなりの(売り上げの)数字にまでなってきた。今後もSNSを含め、この分野には力を入れていきたい。ソフトでゲームを遊ぶアナログな時代から、(携帯電話などで遊ぶ)デジタルな時代に軸足は移りつつある。長期的にはゲームソフトとオンラインゲーム関連の売り上げを半々の割合にまで引き上げたい」

「期初計画で東日本大震災の影響などを考えて保守的にみていたアミューズメント施設運営は、既存店の売上高が昨年の水準を超えており、市場環境は回復傾向にあるとみている」

――11年3月期に発売予定だったソフト「デウスエクス」について、8月下旬の米国を皮切りに順次、世界販売を始める。どのように見ているか。

「(今回の8月発売と比べ)前期に出していたら、どうだったのかは分からないが、商品の仕上がりにはベストを尽くした。最大限の(販売本数の)数字を期待したい」

――海外のゲームソフト市場は足元でどうか。

「売れる物と売れない物との選別が強くなっている。出せば売れるというような状況にはない。オンライン上での評価も売れ行きに大きく影響している。足元ではゲームソフトはたくさん発売されているので、売れる物も埋もれてしまう可能性がある。マーケティングが重要になっている」

――為替をどうみるか。

「円高が進めば海外売り上げの目減りにつながる。足元の想定レートはドルに対し80円台前半でみている。下期以降も80円台を割るような状況が続くなら、見直しが必要になるだろう」

(高野壮一)

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