日経平均終値、1万1000円割れ アジア株も急落
金融株売られる

2010/4/19付
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19日の東京株式市場で日経平均株価は続落した。終値は前週末比193円41銭(1.74%)安の1万0908円77銭で、3月29日以来、3週間ぶりに1万1000円を割り込んだ。16日の米株安や円相場の上昇を嫌気して、キヤノントヨタといった輸出関連の主力株が売られたほか、銀行や証券など金融株が安かった。

米証券取引委員会(SEC)が米金融大手ゴールドマン・サックスを証券詐欺罪で訴追したことが米株安の要因となった。東京市場でも金融機関に対する規制が一段と強化されるとの観測が広がり金融株が売られたほか、市場流動性の低下が警戒された。「他の欧米金融機関でも同様の問題が出るのではないかと疑心暗鬼になった」(国内証券の情報担当者)という。また「午後は中国やインドの金融引き締めが意識されていた」(大和証券キャピタル・マーケッツ投資戦略部の高橋和宏部長)といい、日経平均が200円強下げる場面があった。

東証1部の売買代金は概算で1兆4314億円で、売買高は20億2864万株。値下がり銘柄数は全体の87%にあたる1470で、2月5日の1506銘柄以来の多さとなった。値上がりは159、変わらずは45銘柄だった。

東証株価指数(TOPIX)も続落した。業種別TOPIX(全33業種)は33業種すべてが下落し、「その他金融業」、「鉱業」、「銀行業」の下げが目立った。

個別銘柄ではファナック京セラなど値がさハイテク株やソニーホンダなど輸出関連株が下落。三菱UFJ野村大和第一生命といった金融株が売られた。原油先物相場の下落を受けて国際石開帝石三井物三菱商など資源関連株も下げた。欧州の空路制限を背景にANAも売られた。半面、日立日新鋼が上昇、ソフトバンクヤフーも堅調だった。

東証2部株価指数は続落。トーセイ稀元素アーレスティが下落。半面、価値開発アライドHDが上昇した。〔NQN〕

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