日経平均反落、終値17円安 アジア株安で手控え

2011/1/5付
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5日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反落した。大引けは前日比17円33銭(0.17%)安の1万0380円77銭だった。前日は170円近く上昇したが、きょうは目新しい買い材料が少なく、利益確定目的の売りが優勢となった。上海や台北、ソウルなどアジア各地の株価が下げ、買いを見送る投資家も増えた。ただ、米景気の回復期待は根強く、売り急ぐ動きはみられなかった。

スマートフォン(高機能携帯電話)や電気自動車の本格普及をにらみ、液晶製造のシャープや急速充電器製造の高岳が買われるなど、個別物色は活発で、日経平均は前場に小幅ながら上げる場面があった。

ただ、急速な円高進行への警戒感がぬぐえず、キヤノンホンダなど輸出関連の一角が売られ、相場全体の重荷になった。

今週末に昨年12月の米雇用統計の発表、来週以降は米主要企業の四半期決算発表の本格化を控えている。日経平均が一段高となるためには、「雇用統計の予想以上の改善に加え、米企業の収益拡大の確認が必要」(大和証券キャピタル・マーケッツの西村由美投資戦略部次長)との慎重な声もあった。

東証株価指数(TOPIX)も小幅に反落した。業種別TOPIX(全33業種)は、その他製品、銀行業、保険業の下げが目立った。半面、石油石炭製品、卸売業、その他金融業などは上げた。

東証1部の売買代金は概算1兆2099億円、売買高は同17億3202万株。東証1部の値下がり銘柄数は557、値上がりは950、横ばいは164だった。東証1部の新高値銘柄数は66と昨年5月6日(68銘柄)以来の高水準だった。

三井住友FGみずほFG東京海上が売られ、ファナックソニー富士通も安い。JFE新日鉄は下落した。半面、三菱商伊藤忠JXが買われ、東芝日立も高い。ニコンエルピーダは上昇した。

東証2部株価指数は6日続伸。セルシス稀元素が高い。半面、山洋電トーセイが安い。〔日経QUICKニュース〕

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